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【アート投資】アート投資とは?

今日は休日だったので、友達とホームパーティーをしました。こちらは外食をするとチップも払わないといけないので、お金がかかることからホームパーティーやBBQをしながら友達と団らんする事が多いです。これがパーティーをホストする方々がいていつも参加をさせて頂けるのですが、どうしても毎回招待を受ける側でこちらが何かを開催しようとする勇気がわかない。BBQでは各々が食べ物や飲み物を役割分担で持ってくるのですが、ホームパーティーの場合には皆さん料理を持ってくるんですね。ただ持ってくればいいのですが、手料理なんかを準備したり持参する方が結構いて、料理が苦手なのと大人数の立食が苦手な私はいつも何が適当なスナックか飲み物を持参して参加するだけ。 仕事上よく大人数の面識のない方々と立食又は円卓で食事をすることが多かったのですが、人見知りな部分がありどうしても積極的にいけないです。コミュニケーションが武器であると事象している文系の私の中身が人見知りは致命的で、いつも家に帰るとぐったりしておりました。アメリカはよりオープンなコミュニケーションの場が多いので、訓練・修行を積み重ねないといけないと思っております。 さて本日ですが、投資のポートフォリオを増やすという意味と、面白く一般人の私が全く見向きもしなかった古くからある新しい投資方法である「アート投資」について紹介したいと思っております。 目次: アート投資とは アート投資の市場 国別アート市場価値について アート投資リターン推移 1.アート投資とは アート投資とは、美術品や芸術作品を購入し、その資産を保有・運用することを指します。これは、美術品を購入するだけでなく、将来的にその価値が上昇し、利益を上げることを目指すものです。アート投資は、個人投資家やコレクターによって行われ、次のような特徴があります。 資産クラスとしてのアート:アートは、株式、債券、不動産などの伝統的な資産クラスと並んで、投資の対象として認識されています。アート作品は、その美的価値だけでなく、将来の投資価値に注目されています。 資産の多様化:アート投資は、投資家がポートフォリオを多様化する手段の一つです。アート作品は、金融市場とは異なる価格変動パターンを持ち、経済的なリスクを分散できる可能性があります。 長期的な視点:アート投資は通常、長期的な視点で行われます。アート市場の価格変動は短期的には不安定であることが多いため、投資家は作品を数年以上保有することが一般的です。 リスクと報酬:アート投資にはリスクが伴います。アート市場は不透明で、価格変動が大きいことがあります。一方で、成功すれば高い収益を得る可能性もあります。 専門的な知識が必要:アート投資は専門的な知識が必要です。美術品の価値を評価するためには、アート市場や作家の歴史、作品のプロヴェナンス(由来)、状態などについて理解が必要です。 市場の透明性:アート市場には透明性が限られており、取引価格や所有者は一般に非公開です。これがアート投資を難しくする要因の一つです。 アート投資は、アート愛好家や投資家にとって魅力的な方法であり、美術品の収集と資産の増加を結びつけることができます。しかし、アート市場は不確実性が高く、リスクがあるため、慎重なリサーチとプランニングが必要です。また、専門家のアドバイスを受けることも重要です。 2.アート投資の市場 アート投資の市場は、美術品や芸術作品を購入し、将来の価値上昇を期待して保有・運用するためのプラットフォームと仲介者から成り立っています。以下は、アート投資市場に関するいくつかのポイントです。 1.美術品市場: アート投資市場は、美術品市場として知られています。この市場は、絵画、彫刻、写真、版画、陶芸など、さまざまなメディアの芸術作品を対象としています。下記は2007年~2022年の販売価値を推移です。経済不況やコロナの影響で取引価格の増減はありますが、それ以外ではだいたい650億ドル(9.4兆円*145円計算)前後で推移しており、安定した売買市場となっております。 【世界のアート市場における販売価値について 2007年~2022年】 出典:Statista 2.芸術家と作品: アート市場は、有名な芸術家や現代の新進アーティストの作品を取り扱います。一部の芸術家や特定の作品は特に高い価値があります。下記は2022年のアーティスト毎のオークション販売価格の合計です。有名なウォーホル、モネ、ピカソが上位を占めておりますが、日本の草間彌生さんも堂々の10位となっております。 【アーティスト別販売合計額 2022年 *単位:百万$】 出典:Statista 3. オークション市場: 美術品市場で最も注目される場所の一つはオークション市場です。オークションハウス(クリスティーズ、ソテビーズ、クリーブランドなど)で美術品が競り落とされ、高額で取引されることがあります。 4.ギャラリー市場: ギャラリーは、アーティストの作品を展示し、販売する場所です。ギャラリー市場は一般に専門的で、アートコレクターや投資家に向けて美術品を提供します。 5.オンライン市場: インターネットの普及により、オンライン市場が急速に成長しています。オンラインプラットフォームでは、アート作品を購入し売却することができます。 6.アートファンド: アートファンドは、複数の投資家がお金を出し合い、美術品ポートフォリオを所有する仕組みです。これにより、小規模の投資家もアート市場に参加できます。 7.価格の変動: アート市場の価格変動は不安定であり、美術品の価格はさまざまな要因に影響されます。アート市場においては、特定のアーティストや作品の需要と供給が価格に大きな影響を与えます。 8.資産の保管と保険: 美術品は適切に保管し、保険をかける必要があります。高価な作品は盗難や損傷のリスクがあるため、セキュリティ対策が必要です。 アート投資市場は美術品愛好家や投資家にとって魅力的な機会を提供していますが、リスクが高いことを認識することが重要です。アート投資は専門的な知識と慎重な研究が必要であり、価格変動や市場トレンドに注意を払うことが求められます。投資前には、専門家のアドバイスを受けることがお勧めです。 3.国別のアート市場価値について 国別のアート市場の価値は、アート市場の特性や地域経済の状況によって異なります。以下に、いくつかの主要な国別アート市場に関する情報を提供します。なお、これらの数字はおおよその推定であり、市場の変動によって変化する可能性があります。 アメリカ:アメリカは世界最大のアート市場の一つとされており、数千億ドル単位の市場規模を持っています。ニューヨーク市がアートオークションの中心地であり、多くの国際的な美術品オークションが開催されています。 中国:中国は急速に成長しているアート市場を持っており、アート市場規模が増加しています。特に香港、北京、上海などの都市でアートオークションやギャラリーが活発です。 イギリス:イギリスはヨーロッパのアート市場の中心地の一つであり、ロンドンが国際的な美術品市場で重要な役割を果たしています。ロンドンのオークションハウスやギャラリーは世界中からコレクターや投資家を引き付けています。 フランス:フランスはアートの歴史的な中心地であり、パリは美術品市場において重要な都市です。フランスは特に印象派や現代美術のコレクションで有名です。 スイス:スイスはアート市場においてはギャラリー市場が隆盛しており、バーゼル・アートのような国際的なアートフェアが開催されています。スイスはまた美術商としても有名です。 日本:日本もアート市場が存在し、東京を中心にギャラリー、オークション、アートフェアなどが活動しています。国内外のアーティストの作品に対する需要があります。 これらの国別アート市場は、美術品市場の多様性や文化的な要因に影響されており、それぞれ独自の特徴を持っています。美術品の需要と供給、国内外の投資家の関与などが市場規模に影響を与えます。美術市場は国際的であり、美術品が国を越えて取引されることが一般的です。 【国別 アート市場価値のシェア 2022年】 出典:Statista 4.アート投資リターン推移 下記は投資対象としてのアートを株式市場のS&P500と比較した数字の推移となります。 1995年から推移になりますが、S&P500は安定的に年率9.5%のリターンを得ている状況です。それに対して、アートは全体で9.0%とS&P500と同じレベルではありますが、現代アートというくくりで見てみると、年間のリターンは平均で14%と非常に高い推移となっております。 …

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【株投資】アメリカ株式市場について

ようやく金曜日になり、お休みモードです。こちらの労働環境は日本と違い緩いところがあります。木曜日になると「Happy Friday Eve!」なんて言われることも多く、木曜日の時点でもう頑張った感が出てしまいます。それが金曜日になると「Happy Friday」「TGIF (Thank God It’s Friday=華金みたいな感じです)」と本当のお休みモードになり、金曜日の午後になると仕事終いの雰囲気がガンガン出てきます。 以前に急遽予定が入り、金曜日の15:00頃に家に帰ることがあったのですが、大通りがすでに渋滞していて、定時待てない組が大量発生しておりました。 そんなアメリカですが、GAFAと言われる大企業も今までのリモート勤務から週2,3回出社のハイブリット勤務に切り替えを行っており、それを強く推し進める動きも出てきております。 アメリカはいち早くコロナで変わってしまった生活環境を元に戻しましたが、労働環境もコロナ以前に戻りそうです。 アメリカに来て生活も落ち着き余裕も出てきたので、アメリカンドリームをつかむべく、私もアメリカで株の口座を開設しました。今日は、アメリカの株式市場について勉強をしていきたいと思います。 目次: アメリカ株式市場の概要 株式指数について ダウ・ジョーンズ S&P500  1.アメリカ株式市場の概要 アメリカの株式市場は世界最大の株式市場の一つであり、世界中の投資家にとって重要な市場の一つです。アメリカの主要な株式市場は以下の3つがあります。 ニューヨーク証券取引所 (New York Stock Exchange、NYSE): ニューヨーク証券取引所(NYSE)はアメリカの最大かつ最も有名な株式市場の一つです。彼女の創設は1792年で、長い歴史を持っています。 NYSEでは、伝統的なオークション方式が使われており、フロアトレーダーが株式の売買を行っています。ただし、電子取引も行われており、両方の方法が組み合わせて利用されています。 多くの大手企業、特に伝統的な産業部門の企業がNYSEに上場しています。 ナスダック (NASDAQ): ナスダックはテクノロジー企業や成長企業が主に上場する株式市場です。1971年に設立され、電子取引を主体としています。 NASDAQ Composite指数は、NASDAQ市場に上場している企業の株式価格を総合的に表す指数です。多くのテクノロジー企業がこの市場に上場しており、NASDAQはテクノロジー産業に関連する株式のトレードにおいて重要な存在です。 NYSEアメリカ (NYSE American, formerly American Stock Exchange, AMEX): NYSEアメリカは、中小企業や成長企業の株式が取引される市場です。かつてはアメリカン・ストック・エクスチェンジ(AMEX)として知られていましたが、NYSEグループに買収され、名称が変更されました。 主に小規模株式や新興企業の株式が取引されます。 これらの株式市場はアメリカ国内外からの投資家にとって重要で、アメリカ経済の健全性や株式市場全体の状況を示す指標として広く認識されています。投資家はこれらの市場で株式を売買し、収益を追求する一方、リスク管理も行います。株式市場の動向はアメリカの経済や世界経済に大きな影響を与えることがあり、国際的な金融ニュースの重要な要素となっています。 以下が世界の株式市場の規模を円グラフで表したものになっておりますが、やはりニューヨーク証券取引所(22兆ドル=3,190兆円)とナスダック(17兆ドル=2,465兆円)*$1=145円計算/が世界2大取引所となっております。 「失われた30年」と言われている日本も約5兆ドル=725兆円と健闘してます。 出典:Statista-Stock Exchanges – Statistics & Fact 2.株式指数について アメリカの主要な株式指数は、市場全体や特定のセクターや企業の株式市場のパフォーマンスを測定し、投資家や経済の専門家に市場の動向を示すために広く使用されています。以下は、アメリカの主要な株式指数についての概要です。 ダウ・ジョーンズ工業平均株価(Dow Jones …

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アメリカの人口・都市・州都について

シリコンバレーの天候は非常に快適で天気が非常よく、雨はごくたまにしか降りません。太陽の日差しは殺人的に強いですが、そんな日でも日陰に移動すると快適になります。気温は夏場でも16-30℃程度で冬場は6-15℃になります。 後日またアメリカの単位についてご説明しようと思いますが、こちらは世界基準とは違う単位を使用していることが多く、気温はファーレンハイト(華氏℉)で表示します。 調べたら、「華氏(℉)=摂氏(℃)X 1.8 + 32」らしいです。中々知らんがなという感じですね。「華氏で100℉いったら熱いって感だねー」って誰かが言ってました。 今回はアメリカの州について紹介をしようと思います。 目次: アメリカの州歴史 各州の人口について 都市の人口ランキングについて 州都について 州都一覧 1.アメリカの州歴史 アメリカ合衆国の州は、アメリカ独立戦争後の18世紀から19世紀にかけて成立しました。以下に、アメリカの州の歴史について概要を説明します。 植民地時代(17世紀 – 18世紀初頭): アメリカ合衆国の州の多くは、17世紀にイギリスやオランダなどのヨーロッパ諸国によって植民地が建設されました。これらの植民地は自己統治を行い、独自の法律と文化を発展させました。 アメリカ独立宣言(1776年): 13のイギリス植民地はアメリカ独立宣言を採択し、イギリスからの独立を宣言しました。これがアメリカ独立戦争の始まりで、戦争の結果、アメリカ合衆国は独立した国として認められました。 アメリカ合衆国憲法(1787年): アメリカ独立戦争後、アメリカ合衆国憲法が起草され、批准されました。憲法は中央政府と州政府の関係を定義し、合衆国内での自治権を州に保障しました。 50州の成立: アメリカの州は、様々な時期に成立しました。最初の13州は原始の植民地から成りました。その後、アメリカ合衆国が西方に拡大し、新たな領土が州に昇格していきました。合衆国内で奴隷制の問題などが起き、これが南北戦争(1861年 – 1865年)に繋がりました。南北戦争後、新たな州が西部に追加され、アラスカとハワイもアメリカ合衆国に加わりました。最後に成立した州はハワイ(1959年)とアラスカ(1959年)です。 20世紀以降: 20世紀以降、アメリカの州は経済、文化、政治の面で多様化しました。アメリカ合衆国は世界的な大国として発展し、各州は独自の特徴を持つようになりました。また、人種差別や市民権運動など、重要な社会的変革も各州で起きました。 アメリカの州の歴史は非常に多様で複雑であり、各州が独自の発展を遂げてきました。それぞれの州には固有の歴史と文化があり、アメリカ合衆国の多様性と個性を形成しています。 2.各州の人口について アメリカの各州の人口は時折変動しますが、以下は2020年国勢調査に基づいて各州の人口推定値を示したものです。人口は州ごとに異なり、大都市州と農村州、地理的な位置、経済的な要因などに影響されています。 カリフォルニア州 (California): 約 3,794万人 テキサス州 (Texas): 約 2,930万人 フロリダ州 (Florida): 約 2,150万人 ニューヨーク州 (New York): 約 2,030万人 ペンシルバニア州 (Pennsylvania): 約 1,300万人 イリノイ州 (Illinois): …

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USD(United States Dollar)について

私が子供のころ、ある親戚が頻繁に海外出張に行っており、帰ってきた際に様々な通貨を見せてもらったことがあります。働き始めて私も海外を駆け回ることが多くなり、現地で様々な通貨を利用しておりました。 一時期はその国の通貨を集めるのが趣味になっており、USDが使えるのにわざわざ換金をして現地の通貨を利用しておりました。 今日はアメリカの通貨であるUSDについて勉強をしていきたいと思います。 目次 USDとは USDの起源 USDの価値変動 USD換金時の注意 Wiseの強み 1.USDとは “USD”は、アメリカ合衆国ドル(United States Dollar)の略称です。アメリカ合衆国の通貨単位であり、世界中で広く使用されています。この通貨単位の名前と由来については、以下のように説明できます。 United States(アメリカ合衆国):通貨の名前に含まれている”United States”は、通貨が発行されている国、つまりアメリカ合衆国を指します。通貨の名前に国名が含まれているのは一般的なことで、多くの国の通貨が国名や略称を含んでいます。 Dollar(ドル):”Dollar”は、アメリカの通貨単位であるドルの名前です。この言葉の由来は、多くの説が存在します。一般的な説明としては、以下のものがあります。 “Dollar”という言葉は、ヨーロッパで広く使用されていた “Thaler” または “Taler” という通貨単位から派生したと言われています。16世紀から17世紀にかけて、ヨーロッパで使用された銀貨の一種で、特にボヘミア(現在のチェコ)のジョアヒムスタール地方で鋳造された銀貨が有名で、これが “Thaler” の語源とされています。アメリカ合衆国が独立を宣言し、自国の通貨を発行する際に、この “Dollar” という言葉が採用されたと考えられています。 したがって、”USD”はアメリカ合衆国ドルを指す略語であり、通貨の名前にはアメリカ合衆国の国名と、歴史的に由来する “Dollar” という言葉が含まれています。 2.USDの起源 アメリカドルの起源は、アメリカ独立戦争後、新生アメリカ合衆国が自国の通貨を確立する過程に関連しています。 大陸通用紙幣 (Continental Currency): 独立戦争中、アメリカの植民地は独自の紙幣を発行しました。これらの紙幣は「大陸通用紙幣」として知られ、1775年から1781年まで発行されました。しかし、大量に発行され、信用が低下したため、価値が急落しました。これがハイパーインフレーションを引き起こし、通貨の価値がほとんどなくなりました。 アメリカ合衆国憲法と連邦政府の設立: 独立戦争後、アメリカ合衆国憲法が制定され、1787年に批准されました。これにより、アメリカ合衆国は強力な中央政府を持つこととなり、中央銀行も設立されました。最初の中央銀行は1791年に設立され、アメリカ合衆国銀行として知られました。 アメリカ合衆国ドルの誕生: アメリカ合衆国銀行が設立されると、アメリカ合衆国政府は国内通貨としてアメリカ合衆国ドルを発行しました。1792年、アメリカ合衆国議会は「米国造幣局法(Coinage Act of 1792)」を可決し、ドルを含む米国の通貨単位を法的に確立しました。この法律に基づき、アメリカの硬貨が鋳造され、アメリカ合衆国ドルが正式に誕生しました。 金本位制と連邦準備制度: アメリカは長い間、金本位制を採用し、1アメリカ合衆国ドルは一定量の金と交換できるものとされました。金本位制は1933年に一時中断され、その後、第二次世界大戦の終結後に復活しました。1971年、アメリカ合衆国は金本位制を完全に放棄し、現代の為替相場制度が確立されました。また、連邦準備制度(Federal Reserve System)が設立され、アメリカの通貨政策を管理する役割を果たしています。 ドルの起源は、アメリカの独立戦争後から憲法制定と中央銀行の設立、硬貨法の可決など、複数の歴史的な段階を経て発展してきました。 3.USDの価値変動について (2023年9月14日現在) アメリカ合衆国ドル(USD)の価値は、さまざまな要因によって影響を受け、時間と状況に応じて変動します。以下は、USDの価値変動に影響を与える主要な要因です。 金利: アメリカの中央銀行である連邦準備制度(Federal Reserve)が金利政策を決定し、これがUSDの価値に影響を与えます。通常、高金利はUSDを魅力的な投資先とし、需要を高め、USDの価値を上昇させる傾向があります。 経済指標: アメリカの経済指標(失業率、成長率、インフレーション率など)は、USDの価値に影響を与えます。健全な経済指標はUSDを支持し、経済の不安定さや低い成長率はUSDの価値を下落させる可能性があります。 …

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海外送金の仕組みについて

アメリカのシリコンバレーは非常に多様性にあふれており、様々な方々がいます。それに伴い、食事をする場所も各国の料理があり、いつも外食をする時は非常に楽しみであると同時に財布と銀行口座を痛めつけている状態で感覚が麻痺します。 物価の高いアメリカでも高いと言われている場所ですので、牛丼も1,500円してしまう儚い街です。 そんな多様化された社会ではお金の流れも国家間で複雑且つ頻繁に移動している事から、国との間でどのようなお金の流れとなっているのかを紹介したいと思います。 目次: 銀行送金とは? 銀行送金で一般的な「SWIFT」について SWIFTのデメリット Wiseのメリットについて 1.銀行送金とは? 海外送金(International Money Transfer)は、国際的なお金の送金を行うプロセスですが、このプロセスは、異なる国や通貨間で資金を送受信するために使用されます。海外送金の仕組みは、以下のステップで構成されています。 送金元の銀行や金融機関への申し込み: まず、お金を送る人(送金元)は、自分の銀行や金融機関に対して海外送金の申し込みを行います。この際、受取人の情報(受取人の銀行名、口座番号、受取人の名前など)を提供する必要があります。 送金情報の確認: 送金元の銀行は、送金情報を確認し、送金元の口座から送金金額を差し引きます。また、通常は手数料も発生します。送金元の銀行は、国際的な送金ネットワークを介して受取人の銀行に送金情報を送信します。 受取人の銀行への通知: 受取人の銀行は、受取人の情報と送金情報を受け取ります。送金元の銀行が国際的な送金ネットワークを介して情報を伝えた後、受取人の銀行は受取人の口座に資金を入金します。 受取人への通知: 受取人が資金を受け取ると、受取人の銀行から通知が送られます。通知には、送金金額や送金元の情報が含まれます。 通貨の換金(必要な場合): 通常、送金元と受取人の国で異なる通貨が使用されるため、送金先の銀行や外国為替業者を介して通貨の換金が行われることがあります。通貨の換金には為替レートや手数料が関与することがあります。 受取人の確認: 受取人は、受け取った資金を自分の銀行口座に入金するか、必要な場合に現金で引き出すことができます。一部の国では、受取人が本人であることを確認するための手続きが必要な場合があります。 海外送金には、銀行を通じた方法だけでなく、オンライン送金サービス(例:PayPal、TransferWise、Revolutなど)や仮想通貨を使用する方法など、さまざまなオプションがあります。送金手数料や為替レートなど、具体的なプロセスとコストは送金方法やサービスプロバイダーによって異なります。送金前に注意深く調査し、適切な方法を選択することが重要です。 2.銀行送金で一般的に「SWIFT」について 外国送金を行う際、銀行はSWIFTと呼ばれる仕組みを使うことが一般的です。 SWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)の仕組みは、国際的な金融取引における銀行間通信とデータ交換を効率的に行うために設計された、安全かつ標準化されたプロセスを指します。以下はSWIFTの基本的な仕組みです: 銀行参加: SWIFTは世界中の銀行や金融機関に加盟された組織であり、参加銀行はSWIFTネットワークに接続します。これにより、異なる銀行間で情報を交換できるようになります。 メッセージングプロトコル: SWIFTは、銀行間で情報をやり取りするための標準化されたメッセージングプロトコルを提供します。これらのメッセージは、金融取引やトランザクションに関する情報を含み、特定のフォーマットに従っています。銀行はこれらのメッセージを使用して送金指示、支払い指示、証券取引、為替取引などの情報を交換します。 セキュリティ: SWIFTは非常に高いセキュリティ基準を備えています。情報の送信と受信は暗号化され、銀行は安全なアクセス権を持つため、情報漏洩や不正アクセスを防ぐための対策が講じられています。 メッセージルーティング: SWIFTは、メッセージを正確な宛先にルーティングするためのルールを持っています。これにより、メッセージが適切な銀行に届けられます。SWIFTコード(国際的な銀行識別コード)がメッセージのルーティングに使用されます。 トレーサビリティと確認: SWIFTメッセージにはトレーサビリティが含まれており、送信元と受信先の銀行はメッセージの送信と受信を追跡できます。これにより、トランザクションの進行状況を確認し、問題が発生した場合に対処できます。 クリアリングと決済: SWIFTは銀行間でメッセージのクリアリング(検証)と決済(実際の資金移動)を支援します。これにより、銀行間での資金の移動が確実に行われます。 SWIFTは、国際的な金融業務における標準的な通信プラットフォームとして広く使用されており、国際的な送金、外国為替取引、証券取引、貿易金融など、さまざまな金融取引で利用されています。その信頼性とセキュリティの高さから、銀行業界における重要なツールとなっています。 3.SWIFTのデメリット SWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)は国際的な金融取引において非常に役立つシステムですが、いくつかのデメリットも存在します。以下は、SWIFTの主なデメリットです: 遅い処理速度: SWIFTは多くの情報を取り扱う大規模なネットワークであり、情報が多くの中継点を経由するため、処理速度が遅いことがあります。特に国際的な送金取引では、取引の確定や決済に時間がかかることがあります。 …

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Wise Logo

日本⇔アメリカ間の送金について

アメリカで働いている私にとってはあまり実感がわかないですが、最近は驚くほどの円安で日本からくる方々は口をそろえて「こちらは物価が高い!」と言っております。ただ、実際にこちらで昼食を食べるとなると、シリコンバレーのもともとの物価高も相まって、一人当たりの金額は間違いなく2,000円を超えます。休日に一人で贅沢をしようものなら、うっかりすると3,000-4,000円かかり、私の銀行口座の数字が高速に減少していくのを見て、震えることも多いです。 私はこちらに来る前に日本でアメリカの銀行口座を開設し、日本から円を送金していたことがありました。手数料や為替レートにより、思ったよりも少ない金額が送金された事がたくさんあります。 その時に友人から教えてもらった送金方法がコストが安く且つ簡単に送金できるので、今でも海外送金の時に使っております。今回はそれを紹介したいと思います。 私が今使っている海外送金のサイトはWiseと言います。 Wise とは? Wiseを使うメリット・デメリット どんな人に向いている? 利用時の感想 申請方法 1.Wiseとは? Wise(以前はTransferWiseとして知られていました)は、国際送金と通貨両替を効率的に行うためのオンラインプラットフォームを提供するイギリスの企業です。Wiseは、国際的な金融取引における高い手数料や不透明な為替レートに対抗するために設立され、多くの人々や企業にとって費用対効果の高い方法を提供しています。 以下はWiseの主な特徴とサービスに関する情報です: 低コストの国際送金:Wiseは低い手数料で国際送金を行うことができます。通常、銀行や他の送金サービスに比べてコストが大幅に削減されます。また、Wiseは実際の為替レートで取引を行い、非常に透明性が高いため、隠れた手数料がなく、送金前に正確なコストがわかります。=>各社為替レート比較 複数の通貨サポート:Wiseは多くの通貨に対応しており、世界中のほぼすべての国への送金が可能です。これにより、国際ビジネスや海外の友人や家族への送金が容易になります。 ビジネス向けサービス:Wiseはビジネス向けにもサービスを提供しており、国際取引や支払いにおける費用節約をサポートします。多くの企業がWiseを通じて取引を行っています。 デビットカード:Wiseはデビットカードも提供しており、海外での支払いやATMから現金の引き出しも可能です。デビットカードは複数の通貨で利用できます。 モバイルアプリ:Wiseはモバイルアプリも提供しており、スマートフォンから簡単に送金や通貨両替を行うことができます。アプリは利便性とセキュリティに焦点を当てています。 セキュリティ:Wiseは高度なセキュリティ対策を採用しており、ユーザーのデータと送金情報を保護しています。信頼性が高く、規制当局に認可されている企業です。 Wiseは、個人とビジネスの両方に向けて、迅速で低コストの国際送金と通貨両替サービスを提供することで、多くのユーザーから支持を受けています。また、透明性のある手数料体系と為替レートの提供により、送金プロセスがより効率的かつ経済的になります。 Wiseの会員登録はこちらから! 2.Wiseを使うメリット・デメリット Wiseは国際送金において多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。以下に、Wiseの主なメリットとデメリットを概説します。 メリット: 低コスト:Wiseは通常、銀行や他の送金サービスに比べて低い手数料を提供します。また、実際の為替レートで取引を行い、隠れた手数料がないため、送金コストが透明で予測しやすいです。 透明性:Wiseは為替レートや手数料に関する情報を明確に提供し、ユーザーに正確なコストを示します。これにより、不透明な金融取引に関する不安を軽減します。 複数の通貨サポート:Wiseは多くの通貨に対応しており、世界中のほぼすべての国への送金が容易です。これは、国際的な取引や支払いに非常に便利です。 スピード:多くの場合、Wiseを使用した国際送金は比較的迅速に処理されます。送金のスピードは、送金先の国や通貨に依存しますが、通常は速いです。 モバイルアプリ:Wiseは使いやすいモバイルアプリを提供しており、スマートフォンから簡単に送金や通貨両替を行うことができます。 ビジネス向けサービス:Wiseはビジネス向けにもサービスを提供しており、国際取引や支払いにおける費用節約をサポートします。 デメリット: 限定的な受取人:一部の国や地域では、Wiseを受け入れる銀行やサービスプロバイダーが限られていることがあり、送金先の受取人がWiseを利用できない場合があります。 限定的な送金オプション:Wiseは一般的な国際送金に適していますが、大規模なビジネス取引や特定の金融取引には適していない場合があります。 通信手段が必要:Wiseを使用するためにはインターネット接続が必要です。通信手段が制約されている場合、Wiseを利用することが難しいことがあります。 送金限度額:一度に送金できる金額には制限がある場合があり、大きな金額を送金する際には制限に注意する必要があります。 為替レートの変動:為替レートは変動するため、送金のタイミングによってコストが変わることがあります。為替市場の変動に対するリスクがあることに留意が必要です。 Wiseは多くのユーザーにとって便利な国際送金サービスであり、特に小額から中程度の金額を送金する場合にはコスト効率が高いです。しかし、特定の用途や送金額、送金先に応じて他のオプションと比較し、最適な送金方法を選択することが重要です。 3.どんな人に向いている? Wiseは、特定のプロファイルやニーズに合った人々に特に向いています。以下は、Wiseを利用するのに適した人々の例です: 国際送金を頻繁に行う人: 海外の友人や家族にお金を送る必要がある場合、Wiseは低コストかつ効率的な方法を提供します。特に定期的に送金を行う場合、手数料の節約が大きな利点となります。 海外での仕事をしている人: 海外で働いている人が収入を母国の通貨に変換する必要がある場合、Wiseは有用です。高い透明性と実際の為替レートを提供し、通貨両替にかかるコストを削減できます。 海外でのビジネスを運営している人: グローバルなビジネスを運営している場合、Wiseは国際的な支払いと送金に対する効果的なソリューションとなります。ビジネス向けサービスも提供されており、国際取引に便利です。 留学生: 海外で留学している学生が学費や生活費を送金する場合、Wiseは低コストで送金できるため便利です。通常の銀行送金よりも経済的です。 デジタルノマド: 世界中を旅しながら働くデジタルノマドやフリーランサーにとって、Wiseは国際的な収入を受け取るための便利なツールです。通貨両替と送金を容易に行えます。 透明性と低コストを重視する人: Wiseは透明性が高く、実際の為替レートで取引を行うため、料金が明確で予測しやすいです。手数料節約とコスト効率の向上を求める人に向いています。 モバイルアプリを利用したい人: Wiseは使いやすいモバイルアプリを提供しており、スマートフォンから簡単に送金や通貨両替を行うことができます。 ただし、個々のニーズや送金の条件によって、他の送金オプションと比較して最適な選択をすることが重要です。また、Wiseは一部の制約があるため、特定の送金先や送金金額に適さない場合もあります。 4.利用時の感想 …

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シリコンバレーとは

私は2023年よりアメリカに来て、企業で働いております。アメリカではじめて働く場所がカリフォルニア州のシリコンバレーです。   目次: 1.シリコンバレーとは? 2.主要都市ーサンノゼとは? 3.どのような企業があるのか? 1.シリコンバレーとは 実は「シリコンバレー」という名前は通称であり、正式名称ではありません。サンフランシスコから南に1時間くだったあたりの地域一帯をシリコンバレーと呼んでおります。地域にはサンノゼ・マウンテンビュー・サニーベール・サンタクララ・クパティーノ等の都市が含まれております。 【シリコンバレー地図】 シリコンバレーは、アメリカ合衆国カリフォルニア州に位置する世界的なテクノロジー産業の中心地であり、革新と起業精神の温床です。この地域は、多くの有名なテクノロジー企業やスタートアップ企業の本拠地として知られており、高度な技術研究、ベンチャーキャピタル、アントレプレナーシップ文化が根付いています。シリコンバレーは、半導体技術、ソフトウェア開発、人工知能、バイオテクノロジーなど、さまざまな分野で革新的なアイデアや製品が生まれる場所として国際的に有名であり、世界中から優秀な技術者やビジネスパーソンが集まります。また、高い生活水準と多様な文化が共存し、グローバルなテクノロジー産業におけるリーダーシップを担っています。 2.主要都市-サンノゼ 主要都市の中で「サンノゼ」という都市があります。日本では全く聞き覚えのない都市ですが、なんとサンノゼはカリフォルニアで3番目に人口の多い都市なんです。下記は「United States Census Bureau」から入手した2022年のカリフォルニアの人口ランキングです。 ロサンゼルスやサンディエゴは何となくわかるのですが、サンノゼでびっくりするのは有名なサンフランシスコよりも人口が多いことです。 サンノゼは大都会という程ではなく、いい意味でゆったりとした雰囲気を感じられる都市で非常に住み心地が良いです。 ここが本当に100万都市なのか?と思う程、自然にあふれ、他都市を比較すると治安もよいです。 3.どんな企業があるのか? シリコンバレーには色々なテクノロジー企業があると言われておりますが、実際にどのような企業があるのでしょうか? Apple(アップル) – iPhone、iPad、Macなどの製品を開発・販売しているテクノロジー企業。本社はクパチーノにあります。 Google(グーグル) – 検索エンジン、Android OS、クラウドサービスなどを提供しているアルファベットの傘下企業。本社はマウンテンビューにあります。 Facebook(フェイスブック) – ソーシャルメディアプラットフォームを提供する企業で、Meta Platforms, Inc.として再ブランド化しました。本社はメナロパークにあります。 Tesla(テスラ) – 電気自動車やソーラーパネル、バッテリー技術を開発・製造している自動車メーカー。本社はパロアルトにあります。 Intel(インテル) – 半導体製品の開発・製造を行う企業で、コンピュータープロセッサなどを生産しています。本社はサンタクララにあります。 Oracle(オラクル) – データベース管理ソフトウェアとクラウドコンピューティングソリューションを提供する企業。本社はレッドウッドシティにあります。 Cisco Systems(シスコシステムズ) – ネットワーキング機器や通信技術の開発・販売を行う企業。本社はサンノゼにあります。 Netflix(ネットフリックス) – オンデマンド動画ストリーミングサービスを提供する企業。本社はロサンゼルスに近いロサトスにありますが、シリコンバレーと関連があります。 Adobe(アドビ) – グラフィックデザインソフトウェアやクリエイティブクラウドを開発・提供している企業。本社はサンノゼにあります。 LinkedIn(リンクトイン) – プロフェッショナルネットワーキングプラットフォームを提供する企業で、Microsoftの傘下にあります。本社はサンタクララにあります。 これはシリコンバレーの一部の代表的な企業ですが、シリコンバレーには数千ものテクノロジー関連企業が存在し、新しいスタートアップ企業も日々創業されています。シリコンバレーは技術革新と起業家精神が栄える場所として知られています。 …

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Hello world!

”文系おじさんがシリコンバレーで人生粘る”の管理者Hと申します。2023年からアメリカのカリフォルニア州に位置する大手IT企業が集まるシリコンバレーで働くこととなりました。人生の中盤に差し掛かる中、常に挑戦を意識しながら、国と職種を変えた新天地で奮闘する中での発見を共有していけたらと思っております。宜しくお願い致します。 H