【株投資】米国株 半導体シリーズ第三弾 エヌビディア/NDIVIA(NVDA)

アメリカのスポーツと言えば、アメフトとバスケットボールです。アメフトは「スーパーボール」なるものがあり、所謂リーグの決勝戦みたいなものですが、その決勝戦はアメリカ全土が観戦することから、その広告費用も莫大と聞きます(噂では30秒で8億円超えるとか)。最近大学のアメフト試合を見に行く機会があるのですが、老若男女様々な方が各大学のTシャツやパーカー、ユニフォームを着て全力で応援しており、その人気が伺えます。そしてルールを何も知らない私は勉強中です。某中川家のモノマネしているものとはルールが違うことを最近知りました。

 

今日は半導体第三弾、今では超有名企業であるエヌビディアを紹介します!

目次:

1.  NVIDIAとは?

 創業者

 製品

2. NVIDIAの株価

3. NVIDIAの財務諸表分析

 売上実績&予想

 利益指標

 自己資本比率

 流動資産指標

4. NVIDIAの競合他社比較

 売上比較

 株価比較

1.NVIDIAとは?

エヌビディア(NVIDIA Corporation)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララに本拠を置く、世界的な半導体企業で、高性能GPU(グラフィックス処理ユニット)と関連するテクノロジーの開発・製造で知られています。

半導体企業としての歴史が長く、多くの革新的な製品を世に送り出してきました。以下は、エヌビディアの主要な歴史的な出来事とマイルストーンの概要です:

  1. 1993年: エヌビディアは、ジェンスン・フアン(Jensen Huang)、クリス・マローネ(Chris Malachowsky)、クリス・キップ・クライン(Chris Kip Klein)によって設立されました。会社は、高性能グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)の開発を目指していました。

  2. 1999年: エヌビディアは、GeForce 256という初のGPUを発表し、3Dグラフィックスにおいて画期的な進歩をもたらしました。これは、3Dグラフィックス加速の新たな時代を切り拓きました。

  3. 2000年: エヌビディアのGPUは、PlayStation 2ゲームコンソールに搭載され、ゲーム業界に進出しました。この協力プロジェクトは、ゲームエンターテインメント分野において大きな成功を収めました。

  4. 2006年: エヌビディアは、CUDA(Compute Unified Device Architecture)というGPUプログラミングプラットフォームを発表し、高性能コンピューティングにGPUを活用するための環境を提供。これは、科学、研究、ディープラーニング、AIなどの分野で大きな影響を与えました。

  5. 2007年: エヌビディアは、Tegraプロセッサファミリーを発表し、モバイルデバイス向けのプロセッサ市場に進出。Tegraは、スマートフォン、タブレット、自動車のエンターテインメントシステムなどで使用されました。

  6. 2008年: エヌビディアは、QuadroPlexシステムを発表し、プロフェッショナルグラフィックスと高性能コンピューティング向けの製品を提供。このシステムは、3D設計や科学的シミュレーションなどで使用されました。

  7. 2016年: エヌビディアは、ディープラーニングに特化したGPUであるTesla P100を発表。これは、AIとディープラーニング分野での重要なステップでした。

  8. 2020年: エヌビディアは、Arm Holdingsの買収を発表し、半導体業界における大型の合併として注目を浴びました。この買収は、エヌビディアの製品ポートフォリオを拡大し、IoT(Internet of Things)からエッジコンピューティング、データセンターまでの幅広い分野に影響を与える可能性があります。

エヌビディアは、グラフィックス処理技術から始まり、高性能コンピューティング、AI、自動運転、ディープラーニング、モバイルテクノロジーなど幅広い分野でのイノベーションを通じて成長してきました。その歴史は、半導体産業とコンピューターテクノロジー分野において重要な位置を占めています。

エヌビディアの創業者

エヌビディア(NVIDIA Corporation)の創業者は、ジェンスン・フアン(Jensen Huang)、クリス・マローネ(Chris Malachowsky)、クリス・キップ・クライン(Chris Kip Klein)の3人です。

ジェンスン・フアン(Jensen Huang)は、エヌビディア(NVIDIA Corporation)の共同創業者であり、同社のCEO(最高経営責任者)として長い間活動してきた半導体業界の重要なリーダーの一人です。以下は、ジェンスン・フアンの主要な経歴に関する情報です:

  1. 生い立ち: ジェンスン・フアンは、1963年2月17日に台湾で生まれました。彼はアメリカ合衆国のオレゴン州ポートランドで育ちました。

  2. 学歴: ジェンスン・フアンは、オレゴン州立大学で電気工学とコンピュータサイエンスの学士号を取得しました。その後、カリフォルニア大学バークレー校で修士号を取得しました。

  3. サン・マイクロシステムズ: ジェンスン・フアンは、カリフォルニア州のサン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)で働いた経験を持っており、その経験は後にエヌビディアの設立に影響を与えました。

  4. エヌビディアの設立: 1993年、ジェンスン・フアンはクリス・マローネ(Chris Malachowsky)とクリス・キップ・クライン(Chris Kip Klein)とともにエヌビディアを設立しました。彼らは高性能GPU(GeForce 256)の開発を始め、この製品は成功を収めました。

  5. エヌビディアのCEO: ジェンスン・フアンはエヌビディアのCEOとして会社を長らく率いており、会社を半導体業界の重要なプレイヤーに成長させました。彼のリーダーシップのもとで、エヌビディアはGPUテクノロジーを高性能コンピューティング、AI、ディープラーニング、自動運転、ビデオゲームなどの多くの分野に展開しました。

  6. 技術革新とリーダーシップ: ジェンスン・フアンは、GPU技術の革新と高性能コンピューティングの推進においてリーダーシップを発揮し、エヌビディアを半導体業界の重要な企業として確立しました。彼は会社をイノベーションの中心と位置づけ、新たな市場を開拓しました。

ジェンスン・フアンは半導体業界での長い経歴と卓越したリーダーシップにより、エヌビディアの成功に大きく貢献し、半導体技術とコンピューティング分野での影響力のある人物として知られています。

エヌビディアの製品

エヌビディア(NVIDIA Corporation)は、アメリカ合衆国に本拠を置く、世界的に有名な半導体企業であり、主にグラフィックス処理ユニット(GPU)および関連するテクノロジーを開発・製造しています。エヌビディアは、高性能のGPUを中心として、ビデオゲーム、人工知能(AI)、ディープラーニング、データセンター、自動運転車、仮想現実、高性能コンピューティングなどの領域で幅広く利用されています。

エヌビディアの主要な製品、技術、および分野について以下に説明します:

  1. GPU(グラフィックス処理ユニット): エヌビディアは、高性能GPUを開発し、製造しています。これらのGPUは、ビデオゲームのグラフィックス処理、科学的なシミュレーション、ディープラーニング、AI処理、データ分析、仮想現実、高性能コンピューティングなど、多くのアプリケーションで使用されています。

  2. CUDAテクノロジー: エヌビディアは、CUDA(Compute Unified Device Architecture)と呼ばれるプログラミングプラットフォームを提供し、GPUを用いた高性能コンピューティングやディープラーニングの開発をサポートしています。

  3. AIとディープラーニング: エヌビディアは、AIおよびディープラーニング分野で強力なGPUを提供し、ディープラーニングモデルのトレーニングと推論に幅広く使用されています。NVIDIAのGPUは、ディープラーニングフレームワークと統合され、AIの進化に貢献しています。

  4. データセンター: エヌビディアのGPUは、データセンター内での高性能コンピューティング、AIワークロード、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)などで使用されており、エヌビディアはデータセンター市場における重要なプレイヤーとなっています。

  5. 自動運転車: エヌビディアは、自動運転車のためのプラットフォームを提供し、センサーデータの処理、運転支援、自動運転技術の発展に貢献しています。

  6. ゲームコンソール: エヌビディアのGPUは、ゲームコンソールの中で使用されており、ビデオゲームのグラフィックス性能向上に寄与しています。

エヌビディアは、その高性能GPU技術を活用して、コンピューターグラフィックス、科学技術計算、AI、ディープラーニング、データセンター、自動運転、ビデオゲームなどの分野で重要な役割を果たし、イノベーションとリーダーシップの象徴となっています。

2.エヌビディアの株価

エヌビディアの株価は2023年10月末時点で約$412ドルで推移しております。2022年以降は若干下落傾向でしたが、2023年に入り急激に株価が上昇し始め、$400を超えたレベルで現時点では安定しております。

3.エヌビディアの財務諸表分析

売上実績&予測

エヌビディアの売上は右肩上がりで上昇しております。2019年では11,716百万ドル程度の売上であったものが、2023年には2倍以上の26,974百万ドルまで上昇しております。これはエヌビディアの強みであるGPUが様々な業界に使われていることが、理由として挙げられます。2024年以降の売上も大きく伸ばすと予想されており、2025年には約80,000百万ドル程度まで到達する見込みです。純利益に関しても同様に大きく伸びており、粗利率が2023年を除くと60%強で安定しており、2023年度予想では10,326百万ドルとされております。

利益指標

売上や純利益が大きく上昇している中、ROAやROEの利益指標も高い数字を維持しております。2022年にはROEが約45%非常に高い数字を出しており、ROAも17%と推移しておりました。2023年は若干の減少が見られますが、総じて高い数値を維持しております。

自己資本比率

エヌビディアの自己資本比率は元々非常に高く、2019年時点では82%となっております。その後、成長と共に負債総額も増加し始めており、自己資本比率は若干減少傾向ではあるものの、2023年度時点では約65%を引き続き高い自己資本比率を維持した状態になっております。

流動資産指標

エヌビディアの流動資産は3.5―7.0と高い数値で、高い流動性を持った経営状態となっております。一方で在庫回転日数が2023年以降120日を超えており、売上の予実対比に若干の差がみられることが原因と考えられます。一方で支払回転数と売上債権回転数は安定的な数値となっており、非常に安定的な運営を行っていることがわかります。

上記で記載の通り、エヌビディアの販売状況は2019年以降大きく伸びており、株価も好調が続いております。経営状況も高い流動性で健全な運営を行っており、高い自己資本比率を有し、支払いと回収のサイクルを調整しながら、順調な運用をしております。

4.エヌビディアの競合他社比較

売上比較

エヌビディアが展開している製品群での競合他社との比較を売上、EBIDTA及び粗利率で行っております。

エヌビディアは競合他社に対して高いレベルで売上、EBIDTA、粗利率を維持しており、競合の中でも上位に位置しております。売上高に関しては、インテル、クアルコム、ブロードコムに続く4位ですが、粗利率は3位であり、高い粗利率で競合よりも優位に立っている状況です。

株価比較

エヌビディアの現在の株価は上述の通り約$400程度で推移しており、非常に高い株価を維持しております。エヌビディアは昨今日本でも注目されている企業となっており、その理由は同社の企業価値が1兆ドルを超えたことに起因しております。競合と比較をしても、圧倒的な企業価値の差で他社を完全に突き放しており、GPUの強さと企業の成長が非常に期待されている表れであると考えられます。

エヌビディアの製品はAIや仮想現実、自動運転等、最近注目の業界で必要不可欠な製品であることから、その需要も今後十分に期待できると考えられており、高い株価と高い企業価値を有しており、経済状況次第ではあるものの、今後の株価の成長も十分に期待できる銘柄であると考えられます。

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Hより

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