【株投資】株式時価総額ランキング

シリコンバレーも秋になり、昼は20℃前後となり夜は10℃ちょっとと少し肌寒くなってきました。先日台湾人の友達の家に訪問して、料理をご馳走になりました。私の大好きな台湾料理の「ルーローハン」を作ってもらいましたが、久しぶりに食べたらめちゃめちゃおいしかったので、余ったものを貰ってきました。今、お米を炊いてこれから残りのルーローハンを食べようとしております。

今日は企業の時価総額について勉強していきたいと思います。世界中の企業がどのような企業価値があり、日本企業はどの位置にいるのかを勉強していきます。

 

1.時価総額とは

 

時価総額(Market Capitalization)は、株式市場で特定の企業や資産クラス(例:株式、仮想通貨など)の現在の市場価値を示す指標です。これは、企業の株式の合計価値や、特定の資産の総価値を表します。時価総額は、株式市場や資産市場での投資家やトレーダーにとって重要な情報源であり、以下のように計算されます。

時価総額 = 現在の市場価格 × 発行済みの株式総数

ここで、各要素の詳細は次のとおりです:

  1. 現在の市場価格:企業の株式や資産の最新の取引価格を指します。これは市場での供と求に基づいて変動します。

  2. 発行済みの株式総数:企業の場合、すべての発行済みの株式の総数を指します。これには一般に公開されている普通株、優先株、ストックオプションなども含まれます。

時価総額は、企業や資産の規模を評価し、比較するための便利な方法として広く使用されています。時価総額が高い企業は、市場価値が大きいことを示し、一般的には大規模な企業であることを意味します。一方、時価総額が低い企業は、小規模な企業であることを示唆しています。

2.時価総額の重要性

 

時価総額は、株式市場や資産市場において非常に重要な指標です。以下は、時価総額がなぜ重要であるかに関するいくつかの理由です:

  1. 企業や資産の規模の評価:時価総額は、企業や資産の規模を評価するための基本的な指標です。大手企業や市場で重要なプレイヤーを識別し、比較するために使用されます。投資家は、時価総額を考慮して、どの企業や資産に投資するかを決定します。

  2. ポートフォリオの多様性の確保:投資家は、時価総額を考慮して、ポートフォリオを多様化し、リスクを分散させることができます。時価総額が異なる複数の資産クラスや企業を含むポートフォリオを構築することで、リスクを軽減し、リタイアメントプランなどの長期的な金融目標を達成しやすくなります。

  3. 投資判断の基準:時価総額は、投資判断を行う際の基準として使用されます。例えば、時価総額が大きい企業は、安定性が高く、投資家にとって比較的低いリスクを提供する可能性が高いと見なされることがあります。一方、小規模な企業は成長潜在性が高い一方で、リスクも高いことが一般的です。

  4. マーケットインデックスの構築:株価指数(例:S&P 500、日経平均株価など)は、時価総額を基に構築されることが多いです。これらの指数は、市場全体のパフォーマンスを追跡し、投資家に市場全体のトレンドを示します。したがって、時価総額が重要な役割を果たしています。

総じて言えば、時価総額は投資家、アナリスト、企業、および市場参加者にとって、市場における企業や資産のサイズと価値を理解し、適切な投資判断を行うための重要なツールです。

3.日本企業の時価総額ランキング(2023年時点)

 

2023年時点の日本企業価値は下記の通りです。

1位は圧倒的な差でトヨタ自動車でした。同社は世界の自動車メーカーで生産台数世界1位となっており、41兆円の時価総額がありました。2位はソニーグループでその資産価値は15兆円、1位のトヨタの半分以下の価値でした。それ以降ではセンサー系、リテール、テレコム、商社等様々な業界の大企業が名を連ねております。日本では聞いた事のある企業ばかりで納得いくランキングだと思います。

【日本企業時価総額ランキング20-2023年時点】単位:兆円

出典:Statista

4.世界の企業価値ランキング25(2023年時点)

 

上記日本企業の時価総額に対して、下記は世界の企業の時価総額です。毎回単位が違くて申し訳ありませんが、日本企業が1兆円単位に対して、下記データは10億ドル単位(日本円約1500億円)。

1位はiPhoneで有名なアメリカの企業「アップル」、2位も今皆さんが使っているPCに関連する企業であるマイクロソフト、3位はサウジアラビアの石油メーカーであるサウジアラムコ、4位は「アルファベット」、これ聞いたことないかもしれませんが、実はGoogleの事です。

世界の企業時価総額の上位ランキングを見ると、ほとんどがアメリカの企業です。そこに中国や台湾、韓国系の大企業が入り込んでいるというような状況でした。これを見たときに非常に残念に思ったのが、日本の企業が一つも入っていないことです。TOP100まで見たのですが、トヨタ自動車は入っておりませんでした。一時は世界に追い付け追い越せと時代の主役となっていた日本企業ではありますが、2023年時点ではほとんどがアメリカのテック系の企業に占められている状況となっております。

【世界企業時価総額ランキング25-2023年】単位:10億ドル

時価総額(Market Capitalization)は、株式市場や資産市場での特定の企業や資産の現在の市場価値を示す指標です。時価総額は市場での実際の価格に基づいて計算され、現在の市場評価を表します。したがって、時価総額は期待値ではなく、実際の市場価格に基づいています。

一方で、期待値(Expectation)は将来の出来事や成果に対する予測や期待を示す概念です。投資家やアナリストは、将来の企業の成長、収益、キャッシュフローなどを予測し、それに基づいて株式価格の期待値を計算することがあります。期待値は、企業の業績、市場の状況、経済の動向などを考慮して算出され、株式価格の予測に用いられます。

時価総額は現在の市場価値を示すものであり、期待値とは直接関連していません。ただし、投資家が期待値を考慮して株式を評価する際には、時価総額や他のファンダメンタルズと組み合わせて使用することがあります。期待値と実際の市場価格の差異が大きい場合、株式市場で価格変動が起こる可能性があります。

Hより