【株投資】日経平均 vs ダウ・ジョーンズ

1.Nikkei 225とは?

 

Nikkei 225は、日本の株式市場で最も広く使用されている株価指数の一つです。正確には、「日経平均株価」とも呼ばれます。この指数は、日本の東京証券取引所(東証)に上場している225の主要な日本企業の株価を対象にしています。

日経平均225は、日本の経済状況や株式市場の動向を把握するための重要な指標の一つであり、日本国内外の投資家や経済アナリストにとって注目されています。この指数は、日本経済や企業の健全性に関する情報を提供し、市場のトレンドや方向性を示すために使用されます。

日経平均225は、株式市場の動向を追跡し、株式投資における一般的な指標として使用されることが多いです。指数の計算方法は簡単で、225社の株価の合計を調整したものです。日々の市場動向をリアルタイムで反映し、経済ニュースなどで頻繁に言及されます。

注意点として、日経平均225は日本国内の企業の株価のみを対象にしており、国際的な企業や市場には関与していないため、日本国内の経済に特化した指標と言えます。

以下は、日経平均225に含まれる主要な企業の一部です:

  1. トヨタ自動車株式会社(Toyota Motor Corporation) – 自動車製造業
  2. 三菱UFJフィナンシャル・グループ(Mitsubishi UFJ Financial Group) – 金融機関
  3. ソフトバンクグループ株式会社(SoftBank Group Corporation) – テクノロジーおよびテレコム業
  4. 三井住友フィナンシャルグループ(Sumitomo Mitsui Financial Group) – 金融機関
  5. 三菱商事株式会社(Mitsubishi Corporation) – 一般商社
  6. 住友商事株式会社(Sumitomo Corporation) – 一般商社
  7. 日本電信電話株式会社(Nippon Telegraph and Telephone Corporation, NTT) – 通信業
  8. キーエンス株式会社(Keyence Corporation) – 電子機器およびセンサー製造業
  9. 任天堂株式会社(Nintendo Co., Ltd.) – ゲームソフトウェアおよびハードウェア
  10. パナソニック株式会社(Panasonic Corporation) – 電子製品および家電製品

2.ダウ・ジョーンズとは?

 

ダウ・ジョーンズ指数(Dow Jones Industrial Average)は、アメリカ合衆国の株式市場における最も広く知られている株価指数の一つです。略称では「ダウ指数」とも呼ばれます。この指数は、アメリカ合衆国の主要な企業30社の株価の平均を表しており、アメリカ経済の健全性や株式市場の動向を示す重要な指標とされています。

ダウ・ジョーンズ指数は、1885年にチャールズ・ダウ(Charles Dow)とエドワード・ジョーンズ(Edward Jones)によって創設されました。当初は鉄道会社の株価を追跡するために設計されたもので、その後、アメリカ経済全体の指標として広く受け入れられました。指数の計算方法は単純で、30社の株価の合計を調整したものです。

ダウ・ジョーンズ指数の構成銘柄は、さまざまな産業やセクターから選ばれており、アメリカ経済全体を代表する企業を含んでいます。この指数は、世界中の投資家やアナリストにとってアメリカ経済の健全性を評価するための重要なバロメーターであり、市場のトレンドや方向性を示すために広く使用されています。

ダウ・ジョーンズ指数は他の株価指数とは異なり、その構成銘柄は定期的に見直されず、長期間変更されないことが特徴です。そのため、一般的にはアメリカ経済の安定性を示す指標として信頼性が高いとされています。

ダウ・ジョーンズ工業平均株価(通称:ダウ・ジョーンズ指数)は、アメリカの主要な30社の企業の株価を平均して計算される指数です。:

  1. Apple Inc.(アップル)
  2. Microsoft Corporation(マイクロソフト)
  3. Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
  4. Procter & Gamble Co.(プロクター・アンド・ギャンブル)
  5. Visa Inc.(ビザ)
  6. The Goldman Sachs Group, Inc.(ゴールドマン・サックス・グループ)
  7. The Boeing Company(ボーイング)
  8. The Home Depot, Inc.(ザ・ホーム・デポ)
  9. Walt Disney Co.(ウォルト・ディズニー)
  10. McDonald’s Corporation(マクドナルド)
  11. Exxon Mobil Corporation(エクソン・モービル)
  12. The Coca-Cola Company(コカ・コーラ)
  13. IBM(インターナショナル・ビジネス・マシーンズ)
  14. Chevron Corporation(シェブロン)
  15. Verizon Communications Inc.(ベライゾン・コミュニケーションズ)

これらの企業は、様々な産業セクターから選ばれており、アメリカ経済全体を代表するとされています。ダウ・ジョーンズ指数は、アメリカ経済の健全性を示す指標として非常に重要視されており、市場の動向やトレンドの指標として広く使用されています。指数の構成銘柄は長期間変更されず、アメリカ経済の安定性を反映しているとされています。

=>アメリカの株式市場の概要について以前説明しているのでここをご参照ください

3.日経平均225とダウ・ジョーンズの価格推移について

 

左がダウ・ジョーンズの株価推移で右が日経平均225の価格推移です(時間軸が違う資料で見づらくてすいません)。両方の価格推移を見てみると成長している事が分かります。2008年にあったリーマンショックからの回復という意味では、2つの指標の回復はほぼ同じでした。ダウ・ジョーンズは$10,000まで急降下した後に現在の$33,000程度まで回復している状況に対して、日経平均225も同様にリーマン後に10,000円まで落ち込みましたが、現在は32,000円まで急回復しております。

一方で日本の株価で特筆するべきことは皆さんが耳にタコができるほど聞いている「失われた●●年」です。1990年に37,000円を記録した後、ドットコムバブルで10,000円を切る数字を出しており、そこから現在30,000円台まで”回復”をしている状況となっております。一方でダウ・ジョーンズ株価に関しては、ドットコムバブルやリーマンショックで大きく下落しているものの、長期的に見た場合には最高値を更新し続けており、経済が成長している事を表していると理解します。

これを株式投資を行うという観点でいうと、1990年の最高値にようやく追いつこうとしている日本の株式と常に最高値を更新しているアメリカの株式どちらに投資したいですか?という事です。証券会社の方々が「米国株式投資が妥当だと思います」というコメントがなんとくなくわかってきます。

とはいえ、アメリカは様々な新しいテクノロジーを生み出すところであり、競争も激しいことから、大きく繁栄する企業と同様になくなる企業も多数ありますので、分散投資が大事という事なんですかね。。。

【ダウ・ジョーンズ】                     【日経平均225】

Hより