シリコンバレーの天候は非常に快適で天気が非常よく、雨はごくたまにしか降りません。太陽の日差しは殺人的に強いですが、そんな日でも日陰に移動すると快適になります。気温は夏場でも16-30℃程度で冬場は6-15℃になります。
後日またアメリカの単位についてご説明しようと思いますが、こちらは世界基準とは違う単位を使用していることが多く、気温はファーレンハイト(華氏℉)で表示します。
調べたら、「華氏(℉)=摂氏(℃)X 1.8 + 32」らしいです。中々知らんがなという感じですね。「華氏で100℉いったら熱いって感だねー」って誰かが言ってました。
今回はアメリカの州について紹介をしようと思います。
1.アメリカの州歴史
アメリカ合衆国の州は、アメリカ独立戦争後の18世紀から19世紀にかけて成立しました。以下に、アメリカの州の歴史について概要を説明します。
植民地時代(17世紀 – 18世紀初頭): アメリカ合衆国の州の多くは、17世紀にイギリスやオランダなどのヨーロッパ諸国によって植民地が建設されました。これらの植民地は自己統治を行い、独自の法律と文化を発展させました。
アメリカ独立宣言(1776年): 13のイギリス植民地はアメリカ独立宣言を採択し、イギリスからの独立を宣言しました。これがアメリカ独立戦争の始まりで、戦争の結果、アメリカ合衆国は独立した国として認められました。
アメリカ合衆国憲法(1787年): アメリカ独立戦争後、アメリカ合衆国憲法が起草され、批准されました。憲法は中央政府と州政府の関係を定義し、合衆国内での自治権を州に保障しました。
50州の成立: アメリカの州は、様々な時期に成立しました。最初の13州は原始の植民地から成りました。その後、アメリカ合衆国が西方に拡大し、新たな領土が州に昇格していきました。合衆国内で奴隷制の問題などが起き、これが南北戦争(1861年 – 1865年)に繋がりました。南北戦争後、新たな州が西部に追加され、アラスカとハワイもアメリカ合衆国に加わりました。最後に成立した州はハワイ(1959年)とアラスカ(1959年)です。
20世紀以降: 20世紀以降、アメリカの州は経済、文化、政治の面で多様化しました。アメリカ合衆国は世界的な大国として発展し、各州は独自の特徴を持つようになりました。また、人種差別や市民権運動など、重要な社会的変革も各州で起きました。
アメリカの州の歴史は非常に多様で複雑であり、各州が独自の発展を遂げてきました。それぞれの州には固有の歴史と文化があり、アメリカ合衆国の多様性と個性を形成しています。
2.各州の人口について
アメリカの各州の人口は時折変動しますが、以下は2020年国勢調査に基づいて各州の人口推定値を示したものです。人口は州ごとに異なり、大都市州と農村州、地理的な位置、経済的な要因などに影響されています。
- カリフォルニア州 (California): 約 3,794万人
- テキサス州 (Texas): 約 2,930万人
- フロリダ州 (Florida): 約 2,150万人
- ニューヨーク州 (New York): 約 2,030万人
- ペンシルバニア州 (Pennsylvania): 約 1,300万人
- イリノイ州 (Illinois): 約 1,270万人
- オハイオ州 (Ohio): 約 1,180万人
- ジョージア州 (Georgia): 約 1,080万人
- ノースカロライナ州 (North Carolina): 約 1,020万人
- ミシガン州 (Michigan): 約 1,000万人
これはいくつかの州の例ですが、アメリカの50州それぞれの人口は異なります。カリフォルニア、テキサス、フロリダ、ニューヨークは人口が多く、経済的に重要な州です。一方、農村州や人口の少ない州もあります。人口は経済活動、移民、出生率、死亡率、移動などの要因に影響され、変動することがあります。最新の人口統計情報はアメリカ国勢調査局などの公式機関で入手できます。
3.都市の人口ランキングについて
都市別での人口をみるとニューヨーク市がダントツの1位ですが、私の住むカリフォルニアやテキサスの都市が多く住んでいることが分かります。その他ではシカゴ、ヒューストン、フェニックス、フィラデルフィア等の聞き覚えのある都市がたくさんありますね。
【都市人口ランキング】
4.州都について
アメリカの各州には、それぞれの州都があります。州都はその州の政府の中心であり、重要な行政機能や政治的な決定が行われる場所です。
州政府の拠点: 州都はその名の通り、州政府の本部です。各州都には、州議会、州知事の事務所、州政府機関、行政府の建物が置かれています。州政府の運営、立法プロセス、行政業務が州都で行われます。
立法活動: 州議会が州都で開催され、新しい法律の提案、審議、可決が行われます。州議会は上下両院から構成され、法律の制定や予算の承認など重要な決定を行います。
行政活動: 州政府の行政部門は、州都で業務を遂行し、州政府プログラムの管理や運営、市民へのサービス提供を担当します。州知事の事務所も州都にあり、州全体の統治を指導します。
司法活動: 多くの州において、最高裁判所などの司法機関も州都に所在します。これらの機関は法の執行と司法プロセスの運営を担当し、法廷手続きや判決が行われます。
歴史的・文化的重要性: 州都はしばしば歴史的な名所や文化的な中心地でもあります。歴史的な建造物、博物館、文化イベントが州都で見られ、州の歴史と文化を称える場所となっています。
教育機関: 多くの州都には大学や大学キャンパスが存在し、高等教育機関が立地しています。これらの大学は研究、教育、地域社会における文化的な要素として重要な役割を果たします。
経済活動: 州都はしばしば経済的な中心地でもあり、政府機関や大学などの存在により、雇用機会が提供されます。また、州都には観光業が盛んな場所もあり、観光収入が経済に寄与します。
各州都はその州の特性や必要に応じて異なる役割を果たしており、州全体の統治と発展に寄与しています。
5.州都一覧
上述の通り州都は政治の中心地であり、必ずしも経済の中心地ではありません。なので、下記州都の一覧を見ると「どこ?」と思うよな場所が結構あります。
【州都一覧】
ニューヨーク州の州都ってニューヨーク市じゃないの?って思いませんか?これが都市機能の分散だと思います。日本には県庁所在地があり、一般的に県庁所在地が県の政治的・経済的機能を果たしておりますが、アメリカの多くの州では政治と経済の機能を分散させていることが分かります。
日本の場合には東京の過度な一極集中状態となっており、すべてがそこにあるというメリットはあるものの、集中することによって、様々なデメリットも存在します。
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都市過密と交通混雑: 都市一極集中が進むと、都市内の人口が急増し、住宅や交通インフラが過剰に利用される傾向があります。結果として、交通渋滞や公共交通機関の混雑が増加し、通勤時間が長くなることがあります。
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高騰する不動産価格: 都市一極集中地域では不動産価格が急上昇し、住宅費用が高騰します。これにより、低所得者や中所得者の家庭が住居を見つけるのが難しくなり、貧困層の都市内での居住が困難になります。
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格差の拡大: 都市一極集中は経済的な格差を拡大させることがあります。高収入の専門家や企業経営者が都市に集まり、高給与の職が提供される一方で、低所得者の人々は困難な状況に直面します。
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都市の生活費上昇: 都市一極集中地域では、生活費が高くなることが一般的です。高い家賃、食事代、交通費などが都市内での生活を高くつけ、低所得者や若年層にとって経済的な負担になります。
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自然環境への影響: 大都市圏での急速な発展は、自然環境に対する負荷を増加させることがあります。都市拡大に伴い、森林や農地の破壊、水質汚染、大気汚染、生態系への影響が懸念されます。
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災害の脆弱性: 都市一極集中地域は、自然災害(地震、洪水、ハリケーンなど)に対して脆弱であることがあります。人口密度が高く、インフラが集中しているため、災害時に深刻な被害を受ける可能性が高まります。
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地域間不均衡: 都市一極集中が進むと、他の地域や都市が発展の機会を失うことがあり、地域間の経済的な不均衡が生じることがあります。これにより、国内の発展が不均等になる可能性があります。
実は私、自分か住んでいる州の州都にも行ったことがないので、今度行ってみようと思います。
Hより